過去の大会結果を調べようとすると、まとめ記事ばかりが出てきて一次情報にたどり着けないことがあります。チャンピオンズリーグは公式が優勝者インタビューを公開しているため、選手名と使用デッキ、そして選んだ理由まで本人の言葉で確認できるのです。ここではCL2023愛知の公式記録をもとに、各リーグの優勝者と当時の環境を整理しました。あわせて、大会結果を自分で追う手順も扱います。古い結果を読むときの注意点も確認しましょう。
この記事で分かること
- CL2023愛知の開催概要とレギュレーション
- 各リーグの優勝者と使用デッキ
- 優勝者が語ったデッキ選択の理由
- 当時の環境が読み取れる採用カード
- 大会結果を自分で追う手順
CL2023愛知の開催概要
まず大会そのものの枠組みを確認します。
開催日
公式の優勝者インタビューによると、2023年2月25日(土)と26日(日)に開催されました。
2つのレギュレーション
公式の大会概要ページでは、実施されたレギュレーションがこう案内されています。スタンダードレギュレーションでジュニア、シニア、マスターの各リーグ。そしてエクストラレギュレーションでオープンリーグです。
同じ大会の中で、使えるカードの範囲が違う2つの区分が並行して行われていたという構造です。
レギュレーションの意味
スタンダードは最新のカードを中心とした範囲、エクストラはより広い範囲を対象とする区分です。カード左下のマークがH・I・Jなら、現在のスタンダードで使えます。この範囲は2026年1月23日から適用されています。
2023年当時とは対象範囲が異なるため、当時のデッキをそのまま持ち込むことはできません。
マスターリーグ優勝者
最も参加者の多い区分です。
ヤマモト シズヤ選手
公式のインタビューによると、マスターリーグの優勝はヤマモト シズヤ選手でした。
使用デッキ
本人の言葉では「ロストゾーンを軸に戦うデッキを使いました」と説明されています。選んだ理由として、すべてのデッキに対して勝ちやすく、先攻でも後攻でも勝つことができるデッキだと考えたと語られています。
構築の特徴
インタビューでは、デッキの特徴としてドラピオンVとライコウVが入っている点が挙げられています。
そして採用理由がはっきり述べられていました。ドラピオンVはミュウVMAXを、ライコウVはルギアVSTARのデッキを意識して採用していますとのことです。
特定の相手を想定して枠を割く、いわゆる対策カードの考え方がそのまま語られている例でしょう。
4種類の基本エネルギー
インタビューでは、4種類の基本エネルギーを入れるため扱いが難しいと説明されています。デッキを回せれば強力な構築とも評価しています。
色を増やせば対応力は上がりますが、必要な色が引けない事故も増えます。その難しさを本人が認めたうえで採用している点が読み取れます。
シニアリーグ優勝者

マツモト コウセイ選手
公式のインタビューによると、シニアリーグの優勝はマツモト コウセイ選手でした。
使用デッキ
本人の言葉では「ザマゼンタの入ったロストゾーンを軸に戦うデッキを使いました」と説明されています。
イベルタルを採用した理由
インタビューでは、大会の1週間前に流行り始めたルギアVSTARを試したと語られています。その対戦を通じて、イベルタルを採用したいと考えたそうです。
そして練習を重ねるうちに、もともと愛用していたロストゾーン軸にイベルタルを採用しました。多くのデッキに有利に立ち回れると考えて、このデッキを作ったと説明されています。
相手のデッキを実際に自分で使ってみて、その弱点から対策を見つけるという手順が語られている点は参考になるでしょう。
大会直前まで迷った経緯
インタビューには、大会の3日前にはルギアVSTARのデッキで大会に出て、その翌日はロストゾーンのデッキで参加したという記述もあります。当日は10個のデッキを持ち込み、悩みながらこのデッキで参加することを決めたと語られています。
ジュニアリーグ優勝者
ウズマキ ヒトシ選手
公式のインタビューによると、ジュニアリーグの優勝はウズマキ ヒトシ選手でした。
使用デッキ
本人の言葉では「ギラティナVSTARのデッキを使いました」と説明されています。
選んだ理由
インタビューでは、幅広いデッキに強く立ち回れて勝ちやすい点が理由に挙げられています。最近のシティリーグでも良い成績を残していたそうです。
さらに、スタンダードレギュレーションが新しくなってから、ずっとギラティナVSTARを使っていたそうです。その頃からこの大会はこのデッキで参加すると決め、練習をしてきたと語られています。
1つのデッキを長く使い込むという選択が、結果につながった例だと言えるでしょう。
当時の環境が読み取れること
3人のインタビューから、2023年2月時点の状況が見えてきます。
ロストゾーンが2リーグで優勝
マスターとシニアの両方で、ロストゾーンを軸にしたデッキが優勝しています。当時この構築が広く信頼されていたことがうかがえます。
ただし同じロストゾーン軸でも、採用されているカードは選手ごとに違います。マスターはドラピオンVとライコウV、シニアはザマゼンタとイベルタル。同じ骨格でも、意識する相手によって中身が変わるという点が読み取れるでしょう。
対策の対象になっていたデッキ
インタビューには、ミュウVMAX、ルギアVSTARという名前が対策の対象として登場します。当時この2つが警戒される立場にあったことが分かります。
レギュレーション変更の直後
シニアとジュニアの両方で、スタンダードレギュレーションが新しくなった時期であることに触れられています。使えるカードの範囲が変わった直後は、環境が固まりきっていない時期でもあるでしょう。
チャンピオンズリーグという大会
CL2023愛知の位置づけを理解するために、大会の枠組みも押さえておきます。
シリーズの一部
チャンピオンズリーグは、1年を通して各地で開催されるシリーズの一環です。各大会の結果が積み重なり、世界大会への参加権利につながる仕組みになっています。
CL2023愛知のインタビューでも、マスターリーグ優勝者が世界大会の権利を獲得したいと思って参加したと語っています。
年度ごとの区切り
シリーズには開催期間の区切りがあり、その期間内の成績が集計されます。どのシーズンの結果なのかを確認しないと、記録の意味を読み違えます。
会場と定員
大会概要ページには、会場や定員が記載されています。CL2023愛知では、スタンダードとエクストラそれぞれに定員が設定されていました。参加希望者が定員を超えた場合、抽選になる仕組みです。
過去の落選回数への配慮
大会概要ページには、抽選になった場合の扱いについても説明がありました。過去の大会で落選が続いている人の当選確率を高く設定したうえで抽選を行うという説明でした。
優勝者の言葉から学べること

インタビューには、結果そのものより価値のある情報が含まれています。
相手を想定して枠を割く
マスターリーグ優勝者は、特定のデッキを意識してカードを採用したと明言しています。漠然と強いカードを入れるのではなく、誰に勝ちたいかから逆算するという考え方です。
相手のデッキを自分で使う
シニアリーグ優勝者は、流行り始めたデッキを実際に自分で使ってみたと語っています。使ってみて初めて分かる弱点があり、そこから対策が生まれたという流れです。
対策を考えるとき、相手側の視点に立つ方法として参考になるでしょう。
継続して使い込む
ジュニアリーグ優勝者は、レギュレーションが新しくなった時期から同じデッキを使い続けていました。1つのデッキを深く理解することが、判断の速さと正確さにつながります。
迷いも記録されている
シニアリーグ優勝者は、当日10個のデッキを持ち込んで悩んだと語っています。迷いながら決めたという事実まで公開されている点が、公式インタビューの誠実なところでしょう。
大会結果を自分で追う手順
過去の大会も、現在の大会も、調べ方は同じです。
1 公式のお知らせページを見る
チャンピオンズリーグの結果や優勝者インタビューは、公式サイトのお知らせとして公開されます。まずここを確認するのが最も確実です。
2 優勝者インタビューを読む
デッキ名だけでなく、なぜそのデッキを選んだのか、どのカードをどんな相手に対して入れたのかが本人の言葉で語られています。
まとめ記事はデッキレシピの一覧に留まることが多いため、選択の理由まで知りたいならインタビューが最も濃い情報源でしょう。
3 大会概要ページを確認する
開催日、会場、レギュレーション、定員。こうした枠組みは大会概要ページにまとまっています。どの区分で行われた結果なのかを確認しないと、デッキの前提を読み違えてしまうでしょう。
4 日付を必ず見る
大会結果は、その時点の環境を映したものです。レギュレーションが変われば、同じデッキは組めなくなります。記事や動画を見るときは、いつの情報かを最初に確かめてください。
エクストラ部門という区分
CL2023愛知では、スタンダードと並行してエクストラのオープンリーグも実施されました。
オープンリーグとは
年齢による区分を設けない形式です。ジュニア、シニア、マスターに分かれるスタンダードとは、参加の枠組みが異なります。
エクストラの範囲
エクストラレギュレーションはBWシリーズから最新のカードまでが対象です。スタンダードより使えるカードが格段に多く、独特の環境が形成されます。
独自の制限ルール
エクストラでは、サポートの「アララギ博士」と「プラターヌ博士」と「博士の研究」が、枚数にかかわらず1つのデッキに1種類しか入れられません。「フラダリ」と「ボスの指令」も同様です。
さらに使用禁止カードの一覧も定められています。参加を考えるなら、公式のレギュレーションページで現在の内容を確認してください。
開催の頻度
エクストラを扱う大会は、スタンダードほど多くありません。CLのような大きな大会に部門が設けられる機会は、貴重な参加のチャンスだと言えるでしょう。
過去のデッキを今どう活かすか
当時の構築をそのまま使うことはできません。
スタンダードでは使えない
2023年当時に使われていたカードの多くは、現在のスタンダードの対象外です。カード左下のマークがH・I・Jのどれかでなければ、公式のスタンダード大会には持ち込めません。
エクストラという選択肢
エクストラレギュレーションはBWシリーズから最新のカードまでが対象です。当時のカードもこの範囲に含まれる場合があります。
ただし公式が案内しているエクストラの使用禁止カード一覧を確認してください。当時使われていたカードが、その後に禁止された例もあります。
考え方は今も使える
デッキの中身は古くなっても、特定の相手を想定して枠を割くという考え方は今も通用します。
マスターリーグ優勝者がドラピオンVとライコウVを入れた理由、シニアリーグ優勝者がイベルタルを入れた理由。この判断の筋道こそが、過去の記録から学べる部分でしょう。
記録を自分のデッキに反映する
読んで終わりにしないための手順です。
対策の対象を3つ挙げる
優勝者が特定のデッキを意識してカードを入れていたように、自分も想定する相手を先に決めてください。環境で見かける代表的な構築を3つ書き出すところから始まります。
その相手に効くカードを探す
弱点を突けるアタッカー、動きを止める効果、相手の主力を呼び出す手段。3つの相手それぞれに対して、何が効くかを1枚ずつ考えます。
枠を空ける
対策カードを入れるには、何かを抜く必要があります。削る枠が見つからないなら、対策の規模が大きすぎるということでしょう。
相手の視点に立つ
シニアリーグ優勝者のように、対策したい相手のデッキを自分で使ってみる方法もあります。動かしてみると、資料では分からない弱点が見えてくるでしょう。
回して確かめる
入れたカードが実際に使えたかを記録します。使わないまま終わる試合が続くなら、その枠は別のものに変える判断ができます。
情報源の使い分け
大会結果を調べるとき、どこを見るかで得られるものが変わります。
公式のインタビュー
選手名、使用デッキ、選んだ理由、当日の心境。一次情報として最も信頼できるうえ、判断の背景まで読み取れます。
公式の大会概要ページ
開催日、会場、レギュレーション、定員、抽選の仕組み。大会の枠組みを確認するならこちらです。
まとめ記事
上位入賞デッキを一覧で見たいときには便利でしょう。ただし書かれた時点の情報であり、レギュレーションの前提が変わっている可能性があります。
使い分けの原則
事実確認は公式、全体像の把握はまとめ記事。この順番を守れば、古い前提や誤った情報に振り回されずに済みます。
大会に参加したい人へ
記録を読むだけでなく、自分で出てみたい場合の話です。
まずジムバトルから
いきなり大きな大会に出るより、地元の店舗で開かれるジムバトルで経験を積む順番が無理のない進め方でしょう。ルールの確認や進行の流れに慣れてから、規模の大きい場へ進んでください。
情報の集め方
大会の日程は公式のイベント検索やお知らせページで確認できます。参加要項に目を通し、デッキの登録が必要かどうかも事前に確かめてください。
抽選になる場合がある
CL2023愛知の大会概要ページには、参加希望者が多数となった場合の抽選について説明が記載されていました。人気の大会では応募しても参加できないことがあります。
準備しておくこと
デッキ60枚、ダメカンとマーカー、コインまたはサイコロ。そしてレギュレーションの確認。前日までに一枚ずつマークを確かめておくと、当日慌てずに済みます。
よくある質問
CL2023愛知はいつ開催されましたか
公式の優勝者インタビューによると、2023年2月25日と26日の2日間です。
どのリーグがありましたか
公式の大会概要ページでは、スタンダードでジュニア、シニア、マスターの各リーグが案内されています。エクストラでは、オープンリーグが案内されています。
マスターリーグの優勝者は誰ですか
ヤマモト シズヤ選手です。ロストゾーンを軸に戦うデッキを使用し、ドラピオンVとライコウVを採用していたと語られています。
当時のデッキは今も使えますか
多くのカードが現在のスタンダードの対象外です。エクストラであれば使える場合もありますが、禁止カード一覧の確認が必要でしょう。
優勝者インタビューはどこで読めますか
公式サイトのお知らせとして公開されています。大会名で検索すれば、該当するページが見つかるはずです。
過去の結果を調べる意味はありますか
デッキの中身は古くなっても、対策の考え方や構築の理由は今も参考です。なぜそのカードを入れたのかという部分に注目して読むと、得られるものが多いでしょう。
公式記録から読み取れるもの
CL2023愛知では、マスターとシニアの両方でロストゾーンを軸にしたデッキが優勝しました。ただし採用カードは選手ごとに違い、意識する相手によって同じ骨格のデッキが別物になるという点がはっきり表れています。
ジュニアリーグの優勝者は、レギュレーションが新しくなった時期からずっと同じデッキを使い込んでいたと語っています。幅広く対応する構築と、1つを深く極める構築。どちらも結果につながる道だということでしょう。
過去の大会記録を読むときは、デッキ名より選択の理由に注目してください。カードは入れ替わっても、その判断の筋道は今のデッキ構築にも使えます。そして情報は必ず公式のインタビューと大会概要ページで確認する。この習慣があれば、古い前提のまま止まることはありません。
