CLの優勝デッキを調べても、デッキ名だけが並んでいて中身がつかめない、ということはないでしょうか。誰がどのリーグで勝ったのかを整理しないと、自分の構築に持ち帰れる情報になりません。この記事では、ポケモンカードゲーム公式が公開している2026年の記録をリーグ別にまとめました。あわせて、結果を自分の対戦に活かす手順と、次のシーズンの日程まで確認できます。
この記事で分かること
- CLという大会の位置づけと部門の分かれ方
- チャンピオンズリーグ2026の優勝者と使用デッキ
- 優勝記録から読み取れる環境の傾向
- 2027シーズンの開催日程
- 優勝デッキを自分の構築に活かす手順
CLが指す大会と位置づけ
CLはチャンピオンズリーグの略称です。ポケモンカードゲームの国内大会のなかでも規模が大きく、全国の主要な会場で開催されます。
チャンピオンシップシリーズという年間の大会体系のなかに置かれており、上位入賞でチャンピオンシップポイントを獲得できます。積み上げた点数が上位の大会につながる仕組みです。
部門はジュニア、シニア、マスターの3つに分かれます。会場によってはオープンの区分が加わる場合もあります。同じ大会でも、リーグごとに勝ったデッキは違うため、結果を読むときは区分の表記まで確認してください。
会場は全国に分かれており、開催地ごとに参加者の顔ぶれも変わります。地域による構築の傾向を比べる材料としても使えます。
3日間で開催される大会では、リーグごとに参加する日が分かれる形が取られてきました。シニアやジュニアは初日と2日目でそれぞれ優勝者が出る場合があり、記録上は同じ大会に複数の優勝者が並びます。
チャンピオンズリーグ2026の優勝デッキ
ポケモンカードゲーム公式が公開している優勝者インタビューから、2026年に開催された大会の記録を整理します。デッキ名と選手名は公式の表記どおりです。
チャンピオンズリーグ2026大阪
開催は2026年3月28日と29日です。マスターリーグの優勝はアカギタツキ選手で、使用デッキはフーディンでした。
シニアリーグは2日間でそれぞれ優勝者が出ています。DAY1はヨシダワタル選手で、リーリエのピッピex、オーガポン みどりのめんex、タケルライコexを採用した混合型を使用しました。DAY2はクラモトケイタロウ選手で、イベルタルを採用したマリィのオーロンゲexです。
ジュニアリーグも2日間に分かれました。DAY1はサガラソウタ選手のフーディン、DAY2はアラキユウタ選手のドラパルトexが優勝しています。
この大会のマスターリーグTop4には、フーディンのほかにマリィのオーロンゲex、イワパレス、ロケット団のミュウツーexが並びました。
チャンピオンズリーグ2026愛知May
開催は2026年5月9日と10日です。マスターリーグの優勝はシオカワセイノスケ選手で、ドラパルトexとヨノワールを組み合わせた構築を使用しました。
シニアリーグのDAY1は、ホリベコウスケ選手のドラパルトex中心の構築です。DAY2はオダカソウマ選手が、ヨノワールとドラパルトexを組み合わせた構築で優勝しました。
ジュニアリーグのDAY1は、キタハラリヒト選手のバシャーモexとドラパルトexの組み合わせでした。DAY2はカナタハルミチ選手のメガルカリオex中心の構築です。
この大会にはオープンリーグも設けられ、カトウヤスノリ選手のこくばバドレックスVMAXが優勝しています。
記録を読むときの注意
デッキ名は、公式の表記と対戦の場での通称が一致しない場合があります。同じ構築でも、記事によって呼び方が変わることがあるためです。混乱を避けるには、主役となるポケモンの名前で覚えておくと確実でしょう。
また、優勝記録に載るのは各リーグの1位だけです。上位の分布まで知りたい場合は、Top4やTop8の情報も併せて確認してください。1位だけでは、環境の全体像は見えません。
優勝記録から読み取れること

2つの大会を並べると、いくつかの傾向が浮かび上がります。数を数えるところから始めてみましょう。
まず目につくのが、愛知Mayにおけるドラパルトexの多さです。マスター、シニア、ジュニアのいずれにも、ドラパルトexを含む構築が優勝記録として並んでいます。特定の1つが幅広いリーグで結果を出している状況といえます。
次に、大阪と愛知Mayで中心が移っている点です。大阪ではフーディンがマスターとジュニアで優勝しましたが、愛知Mayの記録には見当たりません。2か月ほどの間に分布が動いた様子が読み取れます。
3つ目に、リーグごとの違いです。同じ大会でも、シニアとジュニアで勝った構築が別れる場合があります。マスターの結果だけを見て環境を語ると、この差は見えません。
こうした読み取りは、順位表を眺めるだけでは出てきません。何が何回出てきたかを数える作業を挟むと、輪郭がはっきりします。
4つ目に、複数のリーグで同じ構築が勝っている場合、その構築の扱いやすさが高いと考えられます。経験量に差があるリーグでも結果が出るということは、手順が安定している証拠です。デッキ選びに迷ったときの候補です。
リーグごとに結果が分かれる理由
同じ大会でも、リーグによって勝つ構築が違う場面があります。理由を知っておくと、記録の読み方が変わります。
第1に、参加者の層です。年齢で区分されているため、対戦の経験量に差が出ます。研究が進んだ構築が好まれる区分と、扱いやすさが重視される区分では、選ばれるデッキも別です。
第2に、当たる相手の分布です。リーグごとに参加人数が違えば、当たる構築の種類も変わります。マスターで警戒される相手が、他のリーグでは少数派という状況もあり得ます。
第3に、開催日の違いです。2日に分かれて行われる場合、初日の結果が2日目の分布に影響する可能性も否定できません。前日の話題が翌日の選択を動かす構図です。
こうした背景があるため、リーグをまたいで結果を平均するのは適切ではありません。自分が出る区分の記録を中心に読むほうが、実態に近い判断ができます。
優勝者インタビューの読み方
デッキ名だけを拾うのはもったいない使い方です。公式のインタビューには、構築の理由が語られている場合があります。
注目したいのが、デッキを選んだ理由です。何を警戒して、どの構築を選んだのか。その判断が語られていれば、当時の環境がどう見えていたかまで分かります。
採用カードの説明も価値があります。定番から外れた1枚が入っている場合、そこに対策の意図が込められているものです。理由まで書かれていれば、自分の構築に移すかどうかを判断できます。
練習の進め方が語られている場合もあります。どのくらいの期間、誰と練習したのかという情報は、自分の準備量を考える目安です。結果だけでなく、そこに至る過程にも目を向けてみてください。
対戦の振り返りにも目を通してください。どの相手が苦しかったか、どの場面が分岐だったか。数字には現れない情報が、ここに含まれています。
読むときの順番も決めておくと効率的です。まず公式発表で事実を確認し、次にレシピの中身を見て、最後に解説記事で背景を補う流れが安全でしょう。
チャンピオンズリーグ2027の日程
次のシーズンの予定も押さえておきましょう。ポケモンカードゲーム公式が発表した日程は次のとおりです。
最初の大会はチャンピオンズリーグ2027横浜で、2026年9月20日から22日にパシフィコ横浜で開催されます。続く千葉は2026年11月22日と23日に幕張メッセです。
年が明けると、宮城が2027年2月12日から14日に夢メッセみやぎ、大阪が2027年4月2日から4日にインテックス大阪で行われます。
最後の愛知は2027年5月7日から9日にAichi Sky Expoで開催されます。この大会だけは、ジュニア、シニア、マスターに加えてオープンの区分も設けられています。
シティリーグの区分も並行して進みます。公式の案内では、シティリーグ2027はシーズン1が2026年9月から11月、シーズン2が2026年12月から2027年1月の予定です。続くシーズン3は2027年1月から3月、シーズン4は2027年3月から5月に開催されます。
参加を考えているなら、日程が発表された段階で押さえておくのが確実です。遠征を伴う場合は、移動と宿泊の手配も早めに進めてください。
CLとシティリーグの違い

国内の大会にはシティリーグもあります。両者を比べると、CLの性格がはっきりします。
規模がいちばん大きな違いです。CLは主要な会場で開催され、参加者数も多くなります。シティリーグはカードショップなどが主催する形で各地に分散しており、参加のしやすさが特徴です。
参加できる回数にも差があります。シティリーグは1シーズンにつき1大会にのみ参加できると公式が案内しています。CLは開催地ごとの大会であり、参加の条件は大会ごとに示されます。
結果の公開範囲も違います。CLでは、優勝者インタビューという形で使用デッキが公式に紹介される仕組みです。この違いがあるため、環境を読む材料としてはCLの記録のほうが扱いやすいでしょう。
どちらに出るかは目的で決まります。腕試しをしたいならシティリーグ、上を目指すならCLという分け方が自然です。
優勝デッキを自分の構築に活かす手順
記録を眺めるだけでは、自分の対戦は変わりません。持ち帰るための手順を3段階で示します。
1.分布を数で確認する
まず、上位に残った構築の種類と数を数えます。優勝1件だけを見ると偏った印象になりますが、Top4やTop8まで並べると重心が見えてきます。
数えるときは、細かい型の違いをいったん無視してください。大きな括りで全体像をつかみ、細部は後から確認するほうが見誤りません。
2.レシピの差分を抜き出す
次に、同じデッキ名のレシピを2つ以上並べ、違う部分だけを比べます。共通している枠は構築の土台で、違う枠がその時期の対策です。
見つけた差分は、理由まで言葉にしてください。どの相手を意識した枠なのかを説明できれば、移植するかどうかを判断できます。
3.自分の対戦環境に合わせる
最後に、自分がよく当たる相手を思い浮かべながら取捨します。全国の分布と、通っているカードショップの分布は同じではありません。
判断に迷ったら、土台部分だけを真似てください。対策枠は、自分の対戦記録から決めるのが現実的です。1週間分の記録があれば、当たりやすい相手が見えてきます。手元のデータのほうが、目の前の勝率には直結します。
CLに出るまでに準備すること
記録を追うだけでなく、実際に出場を目指す場合の準備も整理しておきます。当日より前の段階でつまずく方が少なくありません。
第1に、プレイヤーとしての登録です。公式が用意している仕組みに登録し、自分の番号を持っておく必要があります。当日に手続きすると、受付に間に合わない可能性があります。
第2に、申し込みです。募集の方法と期間は大会ごとに決まっており、抽選と先着の2通りです。告知が出た時点で形式を確認しておきましょう。
第3に、デッキの確認です。カード左下のマークを1枚ずつ見て、使える範囲に収まっているかを確かめてください。2026年1月23日から、スタンダードで使えるのはH・I・Jのマークが入ったカードだけです。
第4に、持ち物です。ダメカンやコインといった対戦に使う道具に加え、本人確認に必要なものを揃えます。デッキの内容を記入した用紙やデッキコードの提出を求められる場合もあるでしょう。
第5に、移動の計画です。開催地は全国に分かれています。遠征を伴う場合も少なくありません。会場周辺は混み合うので、宿泊を含めて早めに手配してください。
CLの結果でカード価格が動く場面
大会の直後は、カードの価格が動きやすい時期です。仕組みを知っておくと、買い時の判断がしやすくなります。
上位入賞デッキに入っていたカードは、需要が集中します。プレイ用として買う人が増え、在庫が薄くなるためです。特に、対戦でしか使われない汎用カードは価格が動きやすい部類といえます。
主役のポケモンだけでなく、サポートやグッズの枠も同じ影響を受けます。複数の構築で共通して使われるカードほど、動きは大きくなります。値段が低いカードほど注目されにくいため、買い足すなら早い段階のほうが手に入りやすい傾向です。
一方、人気ポケモンの高レアリティ版は別の動き方をします。飾る目的の需要が下支えするため、大会結果だけでは説明できない値動きを見せます。
買い足しを考えているなら、結果発表の直後に飛びつく前に複数のショップを比べてください。同じカードでも店舗差が出るうえ、在庫の戻り方にも差があります。ショップごとの販売価格と買取価格は、当サイトのカード別ページでご確認ください。
記録を長く追うと見えてくるもの
1つの大会だけでなく、シーズンを通して記録を残すと別の景色が見えます。継続の価値について触れておきます。
シーズンの序盤と終盤では、勝つ構築の性格が変わります。序盤は研究が進んでいないぶん、扱いやすさが重視されがちです。終盤になるほど、対策の対策まで組み込まれた構築が並びます。
年をまたいだ比較も参考です。レギュレーションが切り替わると、それまでの中心が一斉に姿を消します。どのタイミングで何が入れ替わったかを記録しておくと、次の切り替わりを予測しやすくなるでしょう。
記録の形式は簡単なもので構いません。大会名、日付、リーグ、優勝デッキの4項目を並べるだけで十分です。同じ形式で残しておけば、後から並べ替えて比較できます。
続けるほど、環境の動きに気づく速度が上がります。最初の数回は手間に感じても、慣れれば数分で終わる作業です。
CL優勝デッキに関するよくある質問
判断に迷いやすい点を、質問形式で補足します。
CLの結果はどこで確認できますか。ポケモンカードゲーム公式サイトの優勝者インタビューで、各リーグの優勝者と使用デッキが公開されます。
なぜ同じ大会に優勝者が複数いますか。3日間で開催される大会では、リーグごとに参加日が分かれる場合があります。シニアやジュニアは、初日と2日目でそれぞれ優勝者が決まる形です。
優勝デッキのレシピはどこで見られますか。公式のインタビューで使用デッキが紹介されるほか、大会によって公開の範囲が異なります。デッキコードが示されている場合は、そこから内容を確認してください。
マスター以外の記録も参考になりますか。参考にする価値があります。リーグごとに勝つ構築が分かれる場合があるため、自分が出る区分の記録を中心に読むほうが実態に近づきます。
優勝デッキをそのまま真似てよいですか。土台としては有効です。ただし採用カードには当時の環境への対策が含まれるため、自分がよく当たる相手に合わせて調整してください。
CLに出るにはどうすればよいですか。大会ごとに募集の方法と期間が案内されます。定員や申し込み方法は回によって異なるため、告知が出た時点で内容を確認しましょう。
次のCLはいつですか。チャンピオンズリーグ2027横浜が2026年9月20日から22日にパシフィコ横浜で開催されます。
優勝デッキが決まるまでの流れ
上位に残るまでに何が起きているかを知ると、記録の重みが変わります。大会の進み方を簡単に整理します。
予選は、勝敗に応じて対戦相手が組み替えられる方式で進みます。同じ成績の選手同士が当たる形になるため、勝ち進むほど相手は強敵ぞろいです。運だけで勝ち上がるのは難しい仕組みです。
規定の成績を満たした選手が、決勝トーナメントに進みます。ここからは負けた時点で終わりとなるため、1試合の重みが変わります。予選で通用した構築が、決勝で同じように機能するとは限りません。
優勝までに必要な試合数は、参加者が多いほど増えます。長時間にわたって集中を保つ体力も、結果に影響する要素です。デッキの強さだけで決まる大会ではないと理解しておきましょう。
こうした過程を経た記録だからこそ、参考にする価値があります。1回の勝ちではなく、連勝の積み重ねが背景にあると考えてください。
CL優勝デッキを追ううえでの要点
CLはチャンピオンシップシリーズの中心となる国内大会で、優勝者と使用デッキは公式サイトで公開されます。2026年大阪では、マスターリーグをアカギタツキ選手のフーディンが制しました。愛知Mayでは、シオカワセイノスケ選手のドラパルトexとヨノワールの組み合わせが優勝しています。
記録は読むためだけのものではありません。次の大会で何を持ち込むかを決める材料として使ってこそ価値が出ます。
次にやることは決まっています。直近の大会の優勝デッキを2つ書き出し、共通している枠と違う枠を比べてみてください。持ち帰りたいカードが見えたら、当サイトの価格ページでショップごとの販売価格を確認し、買い足す順番を決めていきましょう。
